ต้นหนชลธี Tonhon Chonlatee [Official Trailer]
Chonlateeには少し年上の幼なじみがいた。
名前はTonhon。
ずっと一緒だと誓ったのにTonhonは親に連れられバンコクへ引っ越していった。
それから数年が経った今でも、Chonlateeは幼なじみの事が忘れられない。
というよりも……。
会えない時間がなんとやら、というやつで幼い友情だったはずのソレは今では淡い恋心へと変わっていた。
彼の家族の残した空き家に(掃除をするという大義名分のもとで)足繁く通うChonlatee。
いつもどおり誰もいないと思っていたら物音が。
彼がずっと会いたいと願っていたTonhonが数年ぶりに戻っていたのだ。
Tonhon Chonlatee。第一話&二話
2getherでTineの友人兼世話焼きばばあ、Fongを演じたKaochung君と、DarkBlueKissの自分にも他人にも厳しいカフェオーナーSun兄さんを演じたPodさんを主役に据え、しかも2人の名前をくっつけただけという直球勝負のタイBLがこちらです。
僕はこれを書いている時点で2話まで視聴済。
サブカップルには2getherでもサブカプ担当だったToptapさんとMikeさんが不完全燃焼の試合を引き継いだかのように、ひそかにお付き合いしてる交際絶好調モードのセクマイの役で登場してます。
2getherでは終始ムスッとしていたToptapさんが、今回は相方と一緒に和気あいあいとおバカをやらかす様を楽しめます。
が。
彼らが出るのは舞台がバンコクに移ってからの2話から。
一話は2人が育った田舎の町での出来事にほぼほぼ終始しています。
夢にまで見たTonhon兄ちゃんとの再会に感激したのは最初だけ。
優しかった兄ちゃんは野郎臭いガサツな男になっていてChonlateeはがっかり。
憧れの兄ちゃんと再開するためバンコクの大学への進学を決めていたChonlatee。
それを知ったTonhon兄ちゃんは「俺んちに住めよ」と提案をする。
親友の女友達・Pang(超能力は使えません)にもお母さんにも彼の想いはバレていて、かつ2人ともに協力的。
憧れの人と一つ屋根の下暮らすなんて(ドキドキ)と恥じらい戸惑うChonlateeの背中を蹴り飛ばす^^
かくしてChonlateeは生まれ故郷と、優しいTonhon兄ちゃんの想い出に別れを告げてバンコクへとやってきたのでした。
Tonhon兄ちゃんが友人とハウスシェアしている家に転がり込むことになったChonlatee。
ドラマ的なお約束と言いますか^^;
兄ちゃんとChonlateeはビックサイズのベッドをシェアして1つの部屋に住むことになる。
そしてこれまたタイBLのお約束。
新入生イベントで写真を取られネットにアップされた純朴派好青年Chonlateeには、男女を問わずイイネがついた。
「男なのに男に言い寄られるなんて!」
とプンスカしたのがTonhon兄ちゃん。
内なる嫉妬心を隠すためでしょうか。
彼はChonlateeを「男にするため」に夜の街に繰り出した。
なぜかそれにつきあわされるセクマイカップルNiとAiのかけあいが楽しいシーンです。
「風俗に行く」というこの展開^^;
BLとしてはなかなか新鮮なエピソードではありますが。
想定される視聴者がこの展開を楽しむのだろうか?
という疑問は感じましたね。
個人的にも脱DTを強く望んでるわけでもないChonlateeを連れ出し、それのお膳立てをするTonhonという人物に好印象を持ちづらくなったなぁ。
というのが正直なところです。
タイミングは人それぞれなんだよ?
はっきり嫌そうな表情をしているChonlateeが可愛そうだなと感じました。
Chonlateeに視聴者の気持ちを誘導させるという意図だとしたら成功してるとも思います。
あらすじ的にはさして密度の濃くない一話と二話。
若干ツボをはずしたギャグも作品の魅力と言えなくもないですが、やはりドラマを支えているのは主役2人のキャラクターでしょうか(さすがはタイトルに使っただけはある)
DarkBlueKissのマスターの印象が強いPodさんが、本作では野郎感をムンムンさせるメンタル的にも細マッチョな大学生を危なげなく好演。
前述したように若干演出的に悪ノリしてる感じもあって、好演はしてるけど好印象ではありません。
一旦マイナスに振ってから中盤以降に挽回してくる展開なのでしょうか。
そして、この体育会系のマッチョマンを受けとめるChonlateeは超がつくほどの純朴少年。
恋愛経験も人生経験もほぼ真っ白。常にはにかんだような笑みを浮かべるChonlateeが都内の生活でのアレコレに目を白黒させるピュアな表情がなんとも愛らしい。
常にどっか頼りなくて「守ってあげなきゃ」という気持ちにさせるChonlateeさんこそが、この作品の現時点での魅力でしょうか。
わけ知り顔でTineに人生を語っていたFongとは笑いの種類が違います^^;
というわけで、僕的には「可もなく不可もなく」という印象のTonhon Chonlatee。
続きを見るかは僕の時間の空き具合です^^;
待て次号?