「君を口説くよ」宣言で果敢に幕を開けた王子先生攻略作戦。
落とそうとするお医者さんと「容易になびいたりしないもんね」と抵抗を試みる王子先生の押したり引いたりの攻防が繰り広げられるかと思いきや……。
Sky in your heart 第６話の感想を
結論から言うと「王子先生、あっけなく攻略されすぎっすよ。スタンドプレーに弱すぎっすよ」という展開。
ドクターFahの顔から火が出そうなこっ恥ずかしいアピールに唖然としつつ内心の「えへ。嬉しい」が、ダダ漏れちゃってる表情はカワイイっちゃカワイイですけど、ちょっと心配になるくらいにピュアっつーか。
ずっとポーカーフェイス決め込んでたくせに、ちょーっと優しくされちゃうといきなりガードが甘くなっちゃう様子に「こんな感じで甘い言葉に騙されて、ク◯野郎に惚れて痛い目見ちゃったんだろうなぁ」という過去の失敗がまざまざと思い描けます。
なまじ名家のおぼっちゃまなので、この「優しくされると、すぐにグラつく」彼の気質は彼の心のみならず、お家没落に至りかねない致命的な問題ではないかと要らぬ心配をしてしまいました。いやホント気をつけてー。悪い大人が世の中にいっぱいいるんだぞー。
「開始と共に白旗があがる」王子攻略作戦のあっけない結末が描かれた後、Fah先生は王子先生のお母様とのご対面。お家がどえらく裕福かつ由緒正しいんですよ。くらいの情報以外に現時点で（あと残り２話しかないですけれど）特筆するべき事もないようなエピソード。
そして後半戦には王子先生の元彼にしてク◯野郎との再会という展開になりました。
ク◯野郎はまぁ想定の範囲内でく◯野郎してて、こっから来週にかけて自分の悪行は棚にあげて、王子先生とFah先生の仲を裂こうと画策していくんだろうなぁという事を推測させます。
が、このエピソードで見どころなのは、一度ガードを下げてしまって「この人は僕の特別」みたいな位置づけになった人に対する王子先生の独占欲の強さ＾＾；
まぁFah先生も前科がたくさんありますし。わざとヤキモチを焼かせようとするというその態度も年上としてどうなんでしょう？
という想いもありますが、腕つかんで連れ戻してくるとか、まともに歩けない女性に肩を貸してあげてる所を目撃して（まぁ◯ソ野郎があることないこと吹き込んだ、という事もありますが）一人で落ち込んで酒浸って泥酔しちゃうとか、なかなかに……。
「めんどくさい彼氏」臭が漂ってます＾＾；
ちなみにこのエピソードで泥酔して突っ伏してるのは王子先生だけじゃなく、その隣の女性もなのですが彼女については誰もがスルー。
脇役とはいえあまりの仕打ち。少し哀しい。誰か「君もそろそろ帰りなさい」位、言ってあげてもいいのでは？
村でのキチッキチッとした王子先生からは想像もできないエピソードの数々は苦笑を誘いつつも、より人間臭さを感じさせ、親しみを醸成するエピソード。
だがしかし。
このチェンマイでの出来事に前半押せ押せだったFar先生は戸惑いを感じる。
「結局、俺たちは互いの事をなんも知らんし、それぞれ元の居場所に戻った時にうまくいくとは思えない」と、そりゃそうでしょうよ。
だって君たち、まだ付き合ってもいないじゃん！と突っ込みたくなる事を言い始める。心も体もよく知る関係になるために冒頭で「開幕宣言」したんじゃないの？
でもって事実上確かにFah先生の不戦勝かもしれませんけど、まだ試合は終了してもいないのに、なにもうゲットした気になってんじゃい？
という、こちらも中々困った大人っぷりを発揮してくれます。
ずっと攻めてこられても、いなしたり交わしたりしてた王子先生がこのFah先生の煮え切らない態度に「言ってることが良くわからない」と攻撃に転じてくるあたりも「一旦ガードをさげてしまうと、相手との距離感が怪しくなって結構思い切った事をする」という今エピソードで明らかになった彼の面白い一面をよく表してるなぁ、と思いました。
待て次号！
