Gunママ倒れる。
たまたまお店に居合わせた生徒会長は病院に同行。そのまま成り行きで医者の見立てを聞かされる。
ただの立ちくらみではなさそうで、すぐ検査をしたほうが良い。
大変だ。Gun本人にも伝えないと……。
その内心に気づいてか、Gunママは「Hot Waveを間近に控えたこの時期だから、Gunには言わないで欲しい」と口止めを依頼。
言うべきか、言わざるべきか。悶々と日々を過ごすうちにGunママが再度病院へと運ばれる。
ボヤッっとしてるようで勘の良い部長は、Tinnが以前から母の病状を知っていた事に気がついた。
「一週間以上前から」
という彼の答えに
「葬式をあげなきゃいけなくなるまで黙ってるつもりだったのか」
と部長は静かに激怒する。
これは……。そう簡単に修復できないんじゃないのかな?
My school President 第10回の感想を rukacchii.hatenablog.com
親の生き死に関わる問題を知っていながら黙ってた。しかもGunは不慮の事故で父を亡くしてて、その傷も完全に癒えたわけじゃない。
それを判ってる筈の生徒会長が母の体調の事を黙ってた。
Gunじゃなくても怒って当然、積み上げてきた信頼がナシになって当然の展開。
「信頼」という人付き合いの根幹部分に関わるダメージなので、謝ればいい、結果的にママが回復したからチャラになる。
と簡単にリカバリーできない重いダメージ。
「私が言うなと言ったから」
と仮にママがGunに告げたとしても(実際に言いましたね)、それではこのダメージをチャラにするには充分じゃない。
この2人には長く尾を引きそうな溝が出来てしまうんじゃないかな。
と思っていたら……。
Gunママがめっちゃいい仕事した。
「彼だからこの件を託す気になったのよ」
「なんでそんなにアイツを買ってるの。アイツが一体に何をしたの」
「私じゃなくて、アナタのために、たくさんの事をしてくれたのを知ってるの。アナタはまだ知らないけど」(意訳品)
母はTinnの気持ちも、彼がGunのためにしてきた事もいつのまにか聞き出していて(取調官も真っ青の聞き取り能力の高さよ)2人の関係が根っこから朽ちていきかねないこの状況で、その全てをGunに話した。
最後に「こんな優良物件逃しちゃだめ!絶対!(大いなる意訳)」と締めくくって、盛大にTinn様を持ち上げて、溝を作るどころか、むしろ2人の距離を縮める展開に。
ママのお言葉と共に「そういやそんな事も、こんな事もしてましたね」とTinnの献身を思い起こされるので、下がって当然のTinnの株が上昇し、アプローチされる側だったGunさんが感極まって、Tinnを抱きしめるという展開に違和感がない。
2人の結びつきを強めただけじゃなく、この事がGunの歌にも強く作用し「スパイスがたらんね」とチンチラボーイズに言われていた曲も生まれ変わる。
それがこちらの曲です。
バラードで来るのかと思いきや、ライブで大盛りあがりする系のゴリっとした曲でした。
ドラマ的お約束ながら、Gunママの手術日とHot waveの開催日は見事に重なり「コンテストよりも一人しかいないママが大切」とごねるGun。
ママは開き直っちゃったのか
「麻酔からさめてコンテストに参加してない事が判ったら、あんた切り刻むからね。ギターは全部燃やしてやるし、遺産はすべて寄付しちゃうから」
と捲したて、息子をコンテストにと蹴り出したのでした。
パフォーマンスの映像を手術直前のお母さんが見てる描写がベタに泣けますね。
パフォーマンスは無事終わり、動画の残り時間的にこれは歓声で終わるか、寂しく終わるか、どっちだろうか!ワクワクドキドキ。手に汗握って見守った結果は、なんとまさかの……。
待て次号!
「むっかつく^^」
と思わず口走ってしまいましたよ^^;