リッチなくせに貢ぎ物はドアノブにかけられる程度のテイクアウト。
高価なプレゼント攻撃をあえて?封じて、真心こめて甲斐甲斐しく年下君の世話をやくPrapai坊ちゃま。Skyさんを文字通り体も心も攻略し「なんだいこれでゴールインかい」という気配も漂う
Love in The Air 12話・13話の感想を
Sky編突入から仄めかされてて、恋の障害になるだろうと思われていたSkyさんと元カレのアレコレはなんと最終話になってようやくあかされます。
アレコレの真相自体はここまでの仄めかしから予想できる範囲を大きくはずれない。
早すぎたバンコクデビューで悪い友達にそそのかされたSkyさん。ちょっと背伸びして、あきらかに「ハズレ」な年上に恋してしまったばっかりに身も心もズタボロに……。
Skyさんは「ある時から暴力を振るうようになった」的な事を言ってましたけど、いやいや登場した瞬間から「関わるのは時間の無駄です」と額に書いてそなチンピラ男。
チンピラとその友人に弄ばれたSkyさんは一時抜け殻のようになる。
色々あって乗り越えて、大学生になったけど、そのトラウマからSkyさんはもう絶対に恋はしないと誓ったし、そのトラウマによって「いつか飽きて捨てられるかも」という恐怖を植え付けられるようになる。
……なんか。
後から出てきた情報がダークすぎてRain編の彼と同一人物とはもはや思えないのですが^^;
とにかく。
この情報が最終話になってドーンと開示されるのは、Sky編のメインテーマが「Prapaiさんとのゴールイン」ではなく「ちゃんとパートナーとして関係を築ける人を見つけることで過去のトラウマを克服する」
という部分なのだという事が判ります。
その深い仲になるのが、端から誠実そうな人ではなくて(元カレ同様)つい最近まで遊び人だったPrapaiだというのも興味深い。
誠実そうな人に言い寄られパートナーになるよりも、あえて同じような属性のキャラが自分(=Sky)だけを見てくれて、自分をパートナーとして受け入れてくれるようになるという方が過去の傷を相殺できそうだ……。
という事なのでしょうかね。
捨てたおもちゃが人に拾われ、大事にされているのを見た途端、奪い返して壊したくなる久しく見なかった鬼畜系の元カレが、現在のタイムラインでも現れてSkyを再び弄ぼうとする(ちょっと本気で眉間にシワがよったほど、個人的には描写が不快でしたね)
事態を察したPrapaiさんとPayuさんによってSkyさんは一応救助。間一髪で間に合ったと視聴者的にも思いたいけど、恐怖にかたまったSkyさんの表情が意味するところは判定が微妙なラインです(それと怖がってる人をいくら心配だったとしても怒鳴ってはいけないよ、お坊ちゃま)。
とはいえこの一件をもってSkyがひた隠しにしていた過去はPrapaiさんの知るところとなり、2人が末永く幸せに暮らすための障害はとりあえず一掃されたのでした。
Rain編もSky編も、お話自体には大きなひねりがあるわけでもなく、むしろ大味な印象なのですが、とにもかくにもこの作品は主演の4人のキャスティングが抜群に良かった。
キャストの魅力に大きく底上げされた作品ですけど、そもそもこの4人を探してきて自社で契約しちゃったのは原作者なので……。
プロダクションとしてもMe Mind Yはすごいな!という結論になるのでしょうか。
読んでくれてありがとう!それではまた別の作品で。