タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

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Mameユニバース最新作『Love in The Air』 序盤戦

真夜中のバンコクを2人組の青年が線路を伝って歩いていく。

忍び込んだ先ではバイクの草レース(闇レースというべきでしょうか)が開催されてる。それは選ばれた人しか入れない(の割にポップコーンとか売っていた気が……)ちょっとやばい雰囲気の場所。

 

青年の片割れRainは、忍び込んだ矢先にガードに見つかり逃走開始。行き交う人を弾きとばすも参加する予定のレーサーの一人に捕まった。

その人こそがPayu。Rainがこの場所に忍び込むきっかけになった人物で、この局面で最も会いたくなかった相手。

そして物語はちょっと過去へと戻るのでした。

Love in The Air 序盤戦の感想を

Love by chanceの原作者にして、Tharn&Typeからは制作にも深く携わるBL作家Mameさんの自作ドラマ化。

ジオブロ案件としてYoutubeでは見れない作品が2作品続いた後に、今回はなぜか自社チャンネルMeMindY Officialにて全編英語字幕ありでの公開となりました。

ありがたや。

ちなみにジオブロ案件のTharnType2、Don't say no!の2作品はUnextで視聴できます。

 

 

 

さて本作の主要登場人物は4名。

真ん中分けのきれい目男子。でもやることなすこと子供っぽい目下の主人公はRain君

そのお相手となるのは大学の先輩として今も人気を博してる建築デザイナー兼バイカーのPayu先輩

物語はRain目線で進んでいくので初回あたりはPayu先輩が若干ヤバイ人っぽく描かれていますがいやいや全然。

ヤバイのはRainで、Payu先輩は「手が早そうだ」という事を除けば、顔良し、体良し、性格よし、お金もあれば、スキルもあるしと向かうところ敵なしモード。朝食にタンクトップでコーヒーを飲む姿も色っぽく、強いカリスマ性を放っておられます。

この2人を演じているのは、RainがNoeul君、PayuがBoss君。役者の実年齢がおんなじなのですが、ドラマの中ではPayuさんのが圧倒的大人感を醸しています。

逆をいえばNoeulさんのあの年でちょっとありえない引くほど子供っぽいRainのキャラも好演の証と言えますね。

 

残る2人はそれぞれPayuの友人であるPrapaiがFortさん、Rainの友人SkyがPeatさん。この2人の恋の行方もPayuRainと同程度に描かれていくようで、ようするに「Star and Sky」と同じ構成のドラマです。

特筆すべきなのは、先程名前をあげたNouel、Boss、Fort、Peatさんはともに同じ事務所に所属しています。その名もMe Mind Y。

そうです。この作品のプロダクションと同じ、つまりは原作者Mameさんの会社ですね。いつのまにかタレントマネジメントにも手を出されていて、原作から制作、キャスティングまでを一気に賄える体制に^^;

一体Mameさんはどこに到達する気なんだろう?タイBLのマーベルを目指してるんでしょうか?とにかくおそるべきビジネス手腕です。

 

 

 

肝心のお話は、おバカでお子ちゃまなRain君が自分を小馬鹿にしてくる先輩に無駄、かつ子供じみた抵抗を試みる内に絡め取られてPayu先輩のことを好きになっちゃう、みたいな割とシンプルな展開です。

このシンプルな展開を、テンポの良さでグイグイ引っ張っていく感じ。

このブランドの特徴たる^^そこそこ過激めな肌色パートは現時点では皆無です。

代わりといってはなんですが、PayuとPrapaiの2人が疾駆するバイクシーンは中々の本格仕様。闇レースの臨場感もよく出ていて(闇レース行ったことないけど)普通の学園BL物では見れない絵を見せてくれます。

というかバイク使ったサーキットのシーンなんてCutie Pieとこれくらいしか最近見た記憶がありません。

2組のカップルであるSky&Prapai組はまだドラマの中ではほとんど描かれていないのですが、言葉の端々から既に二人の物語も進行してそうなのが伺えます。

個人的には、表情多彩な、Rain専属の世話焼きママSkyさんが好きなので、Prapaiとのエピソードが早く始まらないかな?

と思っています。


肌色パートへの期待も含めて、中々順調な滑り出し、という感じではないでしょうか。

待て次号!