GMMTVの看板役者の1人、New Thitipoomさんが主演を務めるタイドラマがネトフリで公開されてました。
それがこちら「愛が必要」英題は"I Need Romance"なので潔いまでの直訳ですね。
るかっち、現在2話までの視聴済のこの作品について、語ってみたいと思います。
Newさん扮するTofu君には、親みたいに幼い自分の面倒を見てくれた7歳年上のお姉さん・Najaiがいた。
ようやく物心つくようになった頃、Tofu君は彼女の元を離れて渡米。
そして17年の月日が経ち、全米チャートを賑わせる売れっ子音楽家ArlanXとして活動するようになったTofu君は「絶対戻ってくるからね」と誓った幼い約束を果たすため、タイの大地に降り立った。
育ての母は大歓迎。
だがしかし、かって自分によくしてくれたNaja姉iさんはなぜか自分の事を毛嫌いしてる。
さてTofu視点でササッとあらすじを書いてみましたが、このドラマ。
どっちかというと主人公はこちらのNajai姉さんの方でございます。
遊びたい盛りの頃に、強制的にTofuの面倒を見させられたから……。
くらいしか理由がないので、毛嫌いしてる理由は今ひとつよく分からないうえに、17年も会ってないTofu君の評価が低めなのも謎ですが^^;
7歳年上、現在30半ばのNajaiさんがどーいう人物なのかは初回2話で存分に語り尽くされます。
Trueショッピングというショッピングチャンネルのディレクターをしている彼女。
3名の部下を率いて(売上的にはまだまだだけど)先進的な企画を遂行するやり手の女で(ファッションセンスも抜群だ)社長にも才能を認められており、優秀なカメラマンと交際中。
小さな軋轢はあるにはあるけど、まぁ成功してるキャリアウーマンといっていいポジションにおられました。
だがしかし!
17年間ほとんど没交渉だったTufu君がタイに戻って、自分にコンタクトを取ってきたのと時を同じくして「結婚は秒読みなのかしら?」と思っていたカメラマンから「別れよう」という不意打ちパンチ。
視聴者含め、誰もが気になる「なぜ?」という言葉をNajaiさんは発しない。
「アイスクリームを食べるのが先。そのあと別れましょう」
と平静を装う彼女に「理由を知りたくないのか?」とカメラマンは問いかける。
「知りたくない。どんな理由にせよ、男の人が別れようって切り出したらもう終わってるのよ。そうじゃない?」
と切り返す。
この人のこういう態度が「別れる理由の一つだろうな」と思うと同時に「俺、この人大好きだな」と思ったりもします。
彼女のこの発言には(もちろん)理由がありました。
高校時代、大学時代と惚れた男にすがりついて、あげくすげなく振られてしまった痛い過去が、彼女を恋愛に冷めた人にしてしまったのでした。
かくして初回にしてシングルに戻ったNajai姉さんに果敢に年下の色白ハンサムがアタックする展開になるかと思いきや(いや多分なるのでしょうけれど)なんせNajai姉さんは、いまだ再会を果たしていないTofu君と会うのを拒んでいるので、出会う事すらままならない。
というか実際、出会うことは出会います。
が、それはTofuくんとしてではなく売れっ子音楽家ArlanXとして。
失恋直後の姉さんは仕事と称して部下と一緒にパーティーで発散。
そのパーティーのハイライトがDJなのか、作曲家なのか、シンガーなのか、今ひとつ得意ジャンルがつかめない音楽家、ArlanXことTofu君によるDJ。
イケメンDJと目があった姉さんは当初まんざらでもない表情だったのに、彼と一緒にいる人物が、自分の勝手の親友であり現在の宿敵Kissだと知ると一気にマイナス評価。
一方のTofu君は、Kissから「Najaiはいっつもあんな感じ」と聞かされて、今目の前にいたキッツイ感じの女性が、自分の初恋の人……。かもしれないと気がついた。
2話ではTofu君がNajaiさんが自分の初恋の人だと確認する展開をコミカルに描く一方で、彼氏に捨てられ、ますます仕事が拠り所になったNajaiチームの再出発も書かれます。
2話までを見た印象ですと、主人公Najaiの魅力にめちゃくちゃ寄りかかったドラマでしたね。
主演男優のNewさんも「才能あふれる年下甘えた系男子」というキャラをそつなくこなしてる印象ですが、現時点ではNajaiの魅力に食われ気味です。
美人で、イケメン上司というバリキャリ設定で、ギスギスした潤いのない人物になってしまいそうなのですが、厳しく指導する部下へのさりげない思いやりだったり、料理屋の店員とのやりとりで垣間見える、さっぱりした可愛らしさが加わることで、大人の女性の可愛らしさと、かっこよさを上手いこと両立させた魅力的なキャラクターになっています。
表現が難しいのですが、異性にこびた感じとか、人に甘えた感じとか、あと必要以上に幼く見せようとしていないというか、20代の可愛さをまるで志向していない感じが個人的にはとても好感を覚える女性でした。
30代女性の可愛らしさがなんか気負ったり、てらったりせず素直に出てる感じが素敵です。
演じているのは、𝗣𝗔𝗡𝗖𝗔𝗞𝗘さん。
タイBL界隈にはまるで絡みはないし、GMMTV作品にも出没しないので、まるで知りませんでした。
いやはや、役者の底が厚いですね。
Tofu君はNajaiが憧れのお姉さんであることを知ってるけれど、Najaiは目の前のイケメン(しかし一緒にいる女は好かん)がTofu君だとは知らない。
さて、この先どうなっていくのでしょうか?
待て次号。