ハートウォーミングな話を装いつつ毎話引きの強い終わり方をするこのドラマ。
3話を見だしたら止まらなくなり5話まで一気見^^;
そしてこの5話で物語の構造を大きく引っかりかえす事実が2つ、立て続けに暴かれました。
一つ目は(個人的には)想定の範囲内。
二つ目にはとても驚かされたのですが、これがまた見事に伏線というか言われてみるとアレもコレもソレもと……。
ちょっとした違和感を感じていた部分すべて、この2つ目の事実に関連する内容。
The Giftedといい、これといい、最近のGMMのドラマは伏線の貼り方、ミスリードの仕方がものすごく上手いです。
そんなHappy Birthday 第三話の感想を
第ニ話はこちらから
かって姉の物だった部屋で腕時計を見つけたTonmai。
型の古い腕時計に「かっこいい」と無邪気に喜ぶTonmai君。
姉からそれを譲り受けるが、リビングの父はめざとく腕時計に気づき、没収する。
どうみてもレトロ感満載で「かっこいいか?」と思ったのですが「今はそれが流行りなんだ(tonmai談)」との事でした。
カセットテープも地味に流行っているので、アジア全体で80年代、90年代の物が見直されている(というか逆に新鮮)のかもしれません。
ちなみにCASIOの時計です。
朝からテンションだださがりで学校へ向かうTonmai君。
彼についていく姉は、荒れた屋敷の門の向こうから駆け寄ってくる犬に気づいた。
名前はハトリ。
かって彼女がかわいがっていた犬で、そのお屋敷にはかってP'teeが住んでいたのだ。
「カワイイ子でしょ?」
とTonmaiに同意を求めるが、彼に犬の姿は見えない。
ハトリもまた、17年の間に死んでしまっていたからだ。
中に入りたいという姉は、Tonmaiを連れて、彼女とTeeだけが知っている秘密の入り口へ向かう。
ドラえもんドアと名付けられた(ただの)塀の崩れた隙間から屋敷の中へと2人は忍び込む。
たぶん「どこでもドア」の事を指しているのだと思うのですが^^;
用法が少し違うような?
「通り抜けフープ」のことなのかも……。
こうして屋敷の敷地内に侵入した二人。
Teeとの想い出に浸る姉の姿に同情したTonmaiは、彼に会いにBangkokに行こう!
と姉に提案をする。
喜びのあまりハトリを抱き上げ、Tonmaiにキスさせる姉。
(幽霊の)犬とキスしちゃった!と知り、慌てて口を押さえるTonmai君が愛らしい。
ファーストキスだったのに……。
と悔しがる姿も愛らしい。
人のいい素朴な人柄は、本来誰からも好かれそうな感じですけどね。
男一人でP'teeに会いに行くのは恥ずかしいのか?
はたまたデートに誘う口実か(性格的に難しい気がしますが)
P'teeファンのNoinaを誘い(彼女にTeeの日程を調べてもらい)男女2人、幽霊1人の日帰りBangkok旅行が実現します。
ここからしばらくはサービスシーン。
Krist&Singtoが並んで登場したり、Jennyさん?というコメディタレントさんが登場したりします。
Krist&Singtoが……。硬い^^
人様の番組だからでしょうか?
動きも硬いし笑顔も硬い。いつもの夫婦漫才を見せてくれる事は残念ながらありませんでした^^
ま、それはまたOurSkyyでのお楽しみって事なのでしょうかね。
その頃、Teeは長期休暇を伸ばして仕事を一本入れるよう提案される。
「もうなにがなんでも休みたいんだ!」というモードに突入しているTee。
「いやだ!休む!絶対だ!」と憤慨して会議室を出ていき、Noinaをふくむ待ち受けたファンに見つかってしまう。
この時の「しまった」という顔がめっちゃ嫌そうで^^;
この人がどんだけ疲れてるのかわかります。
お得意の張り付いた笑顔で、ファンに挨拶をするTee。
少し離れて彼を見ていた姉は、なにげなくTonmaiの手を握る。
この時どうも……。
姉はTonmaiに憑依しているらしいのですが、ちょっと分かりづらいんですよね。
最初Tonmaiが消えて、姉が実体化してる様に描かれているのですが。
実際は、Teeに見えていたのはTonmaiのようです。
Tonmaiの体を借りて姉が語りかけた「待てなくて、ごめんなさい」
という、Teeと姉以外に人にとって意味をなさないセリフ。
そして(おそらく)Tonmaiに姉の面影を見て、驚いた。
というシーンみたいです。
そして、このシーンのTeeは表情の演技が素晴らしい。
スローモーションも使って強調してはいるものの、いつもの想いのこもっていない愛想笑いに、ゆっくり驚愕の表情に乗っていく。
眼力が強い人なので、画面から伝わってくる緊張感がものすごかったです。
そんな事とはつゆしらず、憧れのTeeに会えてわーわーしているNoina。
Teeは一喝!
その場を立ち去っていく。
泣きじゃくるNoinaを励ますTonmai。
そこにTeeが現れて「お前は何者だ」と問いただし、ここで初めてTeeは「TonmaiがTharnnamの弟」だという事を知りました。
夜遅く日帰り旅行から帰ったTomnaiは、両親とちょっとした口論に。
ふてくされて部屋に戻ると、どこからか時計のアラームが。
それは数日前、父に没収された腕時計。
切れていた時計のバッテリーを父が直してくれたのだ。
と、ここまで。
父ちゃんいつも仏頂面で、生きている家族の事をこれっぽちも思ってくれてない印象がありますが。
彼は彼なりに立ち直ろうと(17年経ってようやく)頑張っているのかもしれません
^^;
すでに5話まで見てしまってるので、彼が自分を責め続ける理由も判らないではないのです。
というわけで。
待て次号!