Namtarnの誕生日を祝う会は「なにと戦ってるのか判らないけど戦いたい」ポンコツリーダーの一言がきっかけでぶち壊し。
1人また1人と場を去っていく中で、事の発端を作ったリーダーも、右腕にして友人を追い去っていく。
だがしかし。
友人の方は自分たちの友情に疑問を抱きはじめてる。
「学校が大変なんだ!」
と都合の良い時は友達ヅラして頼りに来るくせに、こっちの電話はサクッとスルー。
それは対等であるはずの「友情」なんだろうか?
もしかしてコイツ。俺のことを目標達成のために必要なパーツ位にしか思っていないんじゃないか?
結局2人の関係は修復しない。
かってWaveと開戦の狼煙をあげた屋上で1人慟哭するPang。
と、そこに死んだはずのTimeからのメッセージが。
指定された場所に行ってみると(今回外ロケ多いですね、予算が増えたんでしょうか)そこには逃亡中の校長とその従者^^;Pomさんを引き連れて、Timeがゾンビみたいな顔色をして現れた。
からの。
The Gifted Graduation第八話の感想を
第七話についてはこちら↓↓↓
こうして6話で死んだ事にされた2人が両方とも生きていまして、まぁほとんどの人は「良かった良かった」と胸を撫で下ろしたと思うのですが^^;
TimeについてはそもそもPomさんが「死んだ」と言っただけなのでミステリーとかサスペンスとかが好きな人は「死んでないのでは?」と思ったはず。
Timeさんは毎日決められた時間に薬を服用しないといけないものの、能力も無事だし、体も健康、一応は日常生活を送れる状態にまで回復する。
「体にいいものだけを服用するべき」というPomさんの言葉にあわせてミネラルウォーターの宣伝がさりげなさを装って、ドヤッと織り込まれます。
この時のTimeさんの横顔が美しいですね。
しかし、この薬ではウィルスを除去することまではできない。
次善策とはいえ、このウィルス抑制薬の開発にあたったのはPangの宿敵だったはずの校長Supot。
ウィルス拡散時のどさくさに紛れて、政府からもらったデータを利用したのかと思いきや、なんとそのデータは偽物。
つまりはSupot校長は自力でこの薬を開発した事に。
「この短期間でよくできたなぁ」
という素朴な疑問に答えてくれそうのが、こっから続く「校長がヤンチャしてた頃」のお話です。
場面は変わって現れるのはシーズン2冒頭に出てきた謎のチャラ男。
彼こそはいまや貫禄充分な校長の若かりし頃なのでした。
すでに自分の能力に覚醒していたSupot青年は、若く優秀で、くわえて容姿端麗であるがゆえに自信にあふれ野心家で、そしてむこうみず。
自ら、政府の役人に接触をして、自分の能力を国のために使いたいと申しでる。
この時の役人さんが今もDarinの上司をやってるPichetさんなわけですが、今と変わらぬ姿でご登場。
校長と同じくらいの歳だと思っていたので、ここに少し驚きましたね。
Pichetさんは不遜な若者の申し出をのみ、彼は政府の仕事に関わるようになる。
しかしSupot青年にはもっと大きな野望があった。
彼は友人のYuth(Tayさんが演じておられます)と2人で自分の能力の秘密を解き明かそうと日夜実験に明け暮れる。
そうして出来上がったのが能力覚醒テープの前身となるもの。
眠っている能力を外的に呼び起こす事ができれば、劇的に能力を持った者の数が増えるし、それは国家に利する物になる。
と考えたのはSupot青年だけで、Pichetは自分の知らぬところでこんな実験をしていた事に激怒する。
マウスでの実験には成功してるのに、そこから先に進めずイライラしていたSupot青年。
協力者であるYuthは「真っ向勝負ばかりが大事をなす方法じゃない。時には妥協や我慢も必要なんだ」と彼を諌める。
能力に溢れ挫折をしらない青年は「自分が失敗するかもしれない」とはこれっぽちも思わない。
彼は能力を使ってYuthを実験台に使おうとするが、すんでの所で良心がそれを思い止まらせる。
Supot青年の苦悩を知った彼女のNate(Namtarnちゃんが演じておられます)は「自分が実験台になる」と言い、シーズン2冒頭のシーンに繋がりました。
過去の3人組は三角関係を匂わせる描写がされています。
つまり真面目でオタク系ビジュアルのYuthさんはNateかSupotのどっちかに恋ごころを抱いているような視線をチラチラ送る。
BL作品ではないので、Nateに気持ちが向いてるように若干誘導してる気はしますけど、Supotさんという線も充分考えられる^^;
心憎い微妙なさじ加減です。
彼女を使った人体実験はなんと失敗に終わる!
記憶をなくし廃人のようになってしまった彼女を前にSupotさんはうろたえる。
結局は政府の偉い人Pichetさんに泣きつく事になり、Nateの容態は政府の管轄下に、Yuthは今後政府の研究の手助けをする事に、そしてSupotさんはどっかのあばら家に軟禁される。
自分があまんじて罰を受けいれることでNateは政府によって介抱されると思っていたSupot青年。
彼の元に髪ボサモードのYuthが現れ、なぜ人体実験に失敗したのかを説明する。
はしょりますけど^^;
Supot青年が勝手にやった人体実験の結果、Nyx88という能力無効ウィルスが開発されました。
Supotさんたちはいわば敵に塩を送ってあげた事になります。
ウィルス兵器を開発する時はウィルスを無効化する薬も同時に開発する、というのを何かの記事で読んだ覚えがあるんですが。
Giftedプログラムも能力を活性化する方法とそれを無効化する方法が同時に開発されていた。
能力をもたない凡人側の自分たちが、きちんとコントロールできると確信できたからプログラムそのものが承認されたのでした。
大人って汚いですね^^;
そしてこの事実を政府の目を盗んで伝えに来たYuthは、Pichetさんの手下によって殺されてしまう。
死因ははっきりしません^^;
ドラム缶に突っ込んで生きたまま焼いちゃったようにも見えますし、車でジリジリ轢いちゃった(その後に焼いちゃった)ようにも取れます。
彼女のNateさんの生死も現時点では不明です。
が。
彼女はまさにNyx88の第一感染者なので、彼女を救い出すために校長は長い時間をかけてワクチンを開発していたのかもしれない。
という美しい想像は可能です。
政府の言うことを聞いて夢だったGiftedプログラムを推し進めるか。
友人を殺した政府に歯向かいNyx88の犠牲者になるか。
悩むSupot青年は友人が残した言葉を思い出す。
「真っ向勝負ばかりが大事をなす方法じゃない。時には妥協や我慢も必要なんだ」
こうしてSupot青年はPichetと表面上手を結ぶ事になったのでした。
過去パート終わり。
Pangなんて目じゃないヤンチャっぷりの数々と、能力はあるけど頭の中身は単純で、いいように大人の手のひらに転がされ、Pangの失敗なんて目じゃないほどの大失態をやらかしたSupot校長。
恥ずかしい過去を聞かされてもPangはいまだに半信半疑。
それでも校長と手を組むことを決める。
というところで今回は終了。
6話でゲスト出演したChanonさんは、思慮が足りないPang少年に「君にはメンターが必要だな」と言っていました。
Chanonさんがなるのかな。
と思っていたら校長が彼のメンターになるという展開のようですね。
シーズン1のラスボスがシーズン2では師匠になる(かも)。
となるとラスボスは?
まさか目の黒くなるあのひとですか?
ドラゴンボールみたくなってきたところで。
待て次号だ。