期待通りに面白かった序盤戦もそろそろ終了。
そろそろ期待を上回る展開をこのドラマには期待したいなぁ〜。
と思っていたら大幅に期待を上回る展開になった^^
The Gifted Graduation第四話の感想を
第三話↓↓↓
なにかと動きの不穏な校長に睨みを利かせるため、政府の偉い人から送り込まれた監査役のMissDarin。
クラス分け試験でGiftedの面々が暗躍する中、自室がAntiGiftedによって荒らされる。
盗まれたのは小さなシリンダーに入った怪しい薬品。
初回で校長に盛ろうとして失敗したので、そういやこの薬品の効能効果は不明のままでした。
まぁ、普通にヤバい薬品だということは想像に難くなく、これまでクールビューティーで通してきたDarinさんも動揺する。
一方「人間はみな生まれながらにして平等なんだ」という訴えが受理され、学校内の「平等」を手に入れたPang。
正式にGiftedに戻されて仲間と共に能力を磨いた教室へと戻る。
シーズン1最終話を彷彿とさせる仲間達からのお出迎えシーンのあと「え?まさか、もう一回、Mr Pomが授業をする展開になるのですか?」
と一瞬だけ思いましたが、そんな安易な流れにはなりません。
Giftedプログラムは3年間続くカリキュラム。
一年目はMrPomが、生徒の能力発現と自力で使いこなせるようになるまでをサポートする座学形式。
二年目は教室を出て各自能力を磨き上げていくいわばOJTスタイル。
初代Giftedはこの二年目をまるっとふいにしてしまってるんですが
「クラス分け試験の時の暗躍を見れば、君らは十分能力を磨き上げてきたと考えざるを得ない」
という事で、彼らは3年目のカリキュラム「己の能力の限界に迫れ!」に取り組むことになりました。
「打ち上げだ!」とOhmが指パッチンして、机の上にOishi巨峰を出すこのシーン。
初見では「編集ソフトで簡単にできるやつだ」と思ったんですが、人の芝居が入っているし、カメラ動いているし、そもそも途中でフォーカスいじってるしで、実は結構手間かもな。
と職業柄、なんどもリピートして見てしまいました。
邪魔なオブジェクトを一瞬で消す機能なんかもあるので、それでサクッとやったのかもしれませんけど^^;
以降、彼らが一同に介することはなく、おのおの自分の能力に磨きをかけて、週3ベースでMr Pomに進捗を報告する。
Gifted同士を極力接触させないように見えるこの方針。
Pangは違和感を感じて探りを入れるも、既に校内の平等を実現したOhm達はこれ以上の厄介事には乗り気じゃない。
一方、初代が使っていた教室ではニューカマーが能力の開発に励んでいた。
Time,Grace、Thirdの3人が持っているのはドラマ的にはお約束。
なんか今年は豊作だなぁ、いっぱいいるぞ!
と思ったんですが2年分まとめてるからのこの人数なんでしょう。
Pomさんの表情が和やかなのは、初代と違って^^;
反骨心旺盛なGiftedがいなくて能力開発が順調に進んでいるからでしょうね。
豊作な中でも特に有望……。
というか有害な能力に目覚めたのが風紀委員の痩せてる子・Third。
人の脳をスキャンして、相手の思考を読み取るというえげつない能力に目覚めた彼は、風紀委員のお仕事にその能力をいかんなく発揮。
校内秩序を乱す奴らをビシバシ取り締まっていく。
初っ端から感じの良くなかったThirdさんが目覚めた能力を使って外道に落ちていく展開になるのか?
と思いきや……。
ブツをなくして上司に尻尾切りされかかってるMissDarinがThirdに接触。
能力を使ってブツのありかと誰が持ってるかを突き止めて欲しいとお願いをする。
感じ悪いけどバカではないThirdさんは「さすがにヤバそうだ」と一度は拒否。
がしかし、Giftedクラスの学級委員を(そういやありましたね。そういうの)自分ではなくて、まだ自分の能力に目覚めてもいないGraceに掠め取られて、Darinの誘惑にのってしまう。
恒例の男子トイレでAntiGiftedの生徒を捕まえ頭をスキャン。
転送されてきたブツの受け渡し場面には受け取り相手の断片的な映像も混じっていた。
彼の胸にはGiftedのクラス章がつけられた。
「さぁ下手人は誰なのかな〜。Waveかな〜。Ohmかな〜」
と思ってる間にThirdは、初代とつるんでいたTimeを呼びつけスキャンする。
この能力。
すごいんですけど、実行する時に頭をグワッと鷲づかみしなくてはいけなくて美しさにかけますね^^;
くわえて痩せてる子、腕力なさそうなので単独で行使するのは意外に難しいかもしれません。
この鷲掴みの最中に、Timeは苦痛で頭を抱えて倒れてしまう。
そしてそのままメディカルチェックへ。
事態を重くみた校長は、Gifted全員の検査を要求する。
「やったばかりで異常はなかった」というPomを制してのこの命令。
その切迫した表情から、彼なりに生徒への愛情を持っているんだという事が伝わってくきます。
Timeの症状からブツが使われたことを悟ったDarin。
動揺した彼女はPangを呼びつけ「ブツのありかを言え」と迫る。
初耳のPangが口にする「なんの話ですか?」をそらっとぼけてると考えた彼女は
「あなた達がなんの為に戦ってるか知ってる。試験中なにを画策したかもね。賛同はできないけど、学校をよりよい方向へと動かしたその手腕には心底驚いてる。でもこれはやりすぎ。私の物を盗むなんて」
「なんの事かさっぱり判んないんですけど」
「貴方の仲間が、私の私物を持っているのを見た人がいるのよ」
これまでずっとラスボスとして描かれてきた校長は(能力のある)生徒の病状について気にかけるのに、そのお目付け役として現れたDarinは保身ばかりで利己的な人物だという事が判ってきました。
なのに彼女は、Pang達が成し遂げた校内の変化を「良い」変化だとみなしている。
いよいよ「誰が善で、誰が悪か」の線引きが曖昧になってきています。
なんかやらかした仲間がいる。
と衝撃を受けたPangは、仲間を招集。
Darinの口から出てきたNyx88がなにか調べ始める。
一方、自分のせいでTimeを病院送りにしてしまったと風紀委員は激しく落ち込む。
「外道」に堕ちていくかと思ったThirdも、ちょっと職務に忠実すぎただけでそこまで悪い奴じゃない事がこの展開で示されていく。
Grace(触れてませんけど、このエピソードの彼女は非常に立ってましたね)に励まされた彼は「なぜ自分たちがメディカルチェックに呼ばれたのか」能力を使って原因を探る。
Nyx88は脳に感染するウィルスで、このウィルスに罹患したGiftedは激しい頭痛、高熱、吐き気、脳の劣化?という症状を訴え、最悪の場合死に至る。
このシーン。
別行動をしてるPang組とThird組を交互に見せていく事でドラマに絵的な面白さと緊張感を与えるという即時的な効果もあるんですけど。
感染症の詳細について明かすだけならどちらか片方だけで構成しても問題なかった。
ここを2組のカットバックで構成したのは、ラストに明らかになる意外な事実を強く印象づけるため。
自分の企みが暴かれていくのを、仲間の一人としてその場で見ていた奴がいた。
しかして、ソイツは!
というシーンを盛り上げるために大きな効果をあげています。
「おぉぉぉ!」
と思わず声あげましたからね。
でも、これまでの経緯を考えてみれば納得の展開です。
ここでモニタに一覧表示するされる脳のスキャン映像に、1人だけ感染してない人がいるようです。
まだ明かされてませんけど、ボクはGraceだと予測します。
だとすると感染のタイミングは初回の採血時という事になり、とするとGraceの能力は危険予知的なものなのかな?
と思いました。
次回はやらかしちまったあの人について大きくフィーチャーされる回になるんでしょうから「誰だったのか!」は次回に持ち越し。
待て次号!