九話から引き継いでのWaveメイン回後半戦。
前回は、まさかあのWaveで淡い恋のお話に終始するかと思わせておいての。
Waveさんらしい復讐劇へ変貌していく過去パートが胸アツ展開。
いっそすがすがしいくらいの容赦のなさが楽しい回でした。
一方、現在ではハッキング事件にWaveが関わっていることが、とうの本人の口から明かされて。
Namたんは監禁。
生徒は暴徒化。
学校はもう大混乱でさぁどうする?
というところからのっ!
The Gifted 第十回。感想をば
第九話はこちらから。
ちなみにこの回には「Wave(is watching)」というサブタイトルがついてます。
「Wave(が見張ってる)」
という感じでしょうか?
このサブタイトルが示すとおり。
今回のWaveは(メインなのに)PCの前から動かず、Giftedメンバーをしたり顔で次々罠にはめていくという、ヒール(悪役)の役割を担います。
Waveは当初から感じの悪いPangのライバルとして登場しているので、本来ここはPang達に気持ちが寄っていくはずです。
が。
僕らは9話でWaveのツライ境遇を知り、彼への好感度(共感?)がグググンッとあがった直後にこの展開を目にしているので、必然、Waveを応援したい気持ちも沸いてきます。
結果どっちが劣勢になっても、視聴者はハラハラさせられるという良く考えられた構成になっているなぁと思いました。
9話がなかったら「あの高慢な問題児がやらかした」位にしか思わなかったでしょうからね。
ちなみにWaveがばらまいた自作のゲーム(古きよきファミコンを思わせます)。
簡単にルールを説明しますと。
生徒たちのスマホにミッションが表示。
例えば「グレード4のクラスを襲撃して授業を妨害しろ」みたいな。
で、このミッションを達成すると「来期はグレード1のクラスに編入できる」が報酬として与えられるという実利が絡んだいやらしいゲームになっています^^
ミッションに踊らされた生徒に、一箇所に閉じ込めれたGifted。
Monが能力(というか腕力)でドアを蹴破り、彼らは二人一組でWave捜索に。
OhmはPangに独自任務を任される。
このシーンでは、元リーダーのPhunと現リーダーのPang、空気の真逆な二人がコンビネーションで対策を練っていく感じがいい。
これからこの二人、いい感じでリーダーとサブリーダーとして機能するんじゃないかな。
校内中のあらゆる電子機器をコントロール化に置くWave。
Giftedは翻弄される。
Waveは、腕力でねじ伏せる気満々のMonの前に姿を現した。
力で叶わない事を理解しているWaveは奇策を使う。
Mohは、逆探知を終えつつあるPhunの元へと姿を現し、彼の仕事を妨害。
自分の副作用をかっての仲間にばらされたくないMonは、やむなくPang達を裏切ったのだ。
Monと素手での格闘に。
PhunはMonに倒されて、残されたのはPangと逆探知中のパソコンだけ。
絶対絶命のピンチを救ったのは。
停電^^;
電子機器を介在しないと能力を発揮できないWaveの弱点をついた効果的。
でも少し拍子抜けする攻撃方法でした。
もっと早く気づいておけば^^;
ちなみに発案はMrPomです。
ところが、かしこい子Waveはこんな事態も想定済。
9話の冒頭で倉庫から盗んだのは自家発電機。
これを起動させて電源を確保、独自のwi-fiでさらに攻撃を加速させる。
この9話の伏線はとても巧み。
当初はWaveだと思わせて、視聴者とPang達の疑念をあおる。
直後に同じ紫パーカーを着た女子が盗みを働くシーンを(視聴者に)見せて「このハッキングの件、Waveは無実なんだ」と彼への同情心をいただかせる。
でも実は発電機を盗んだのはWaveで、それ以外が脇役の女子だったという「犯人は2人いた」という構成になっていたわけです。
校内で電源を持っているのはWave一人。
結果、逆探知は不可能になり絶体絶命のGifted。
この状況を打開する立役者がここまで極秘任務を任されていたOhm。
Namたん、Ohm、Pangという、どんくさい組の能力連携プレイが見られるクライマックスは鳥肌もんのかっこよさ。
ほとんど能力を使わなかった中間試験に比べて、今回はガチガチの能力対決が全編にわたって見られる回でした。
ただしKornをのぞくTOT
待て次号!