タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

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タイドラマ『BAD BUDDY the series』 第十話。Pranのネーミングセンスがキラキラすぎる

同世代の友人たちからお墨つきをいただいたPranとPat。

いよいよ本丸、敵対する親同士の攻略フェーズとなりました!

BAD BUDDY 第十話の感想を

rukacchii.hatenablog.com

 

病室からニヤつきながら出てきたPranはPatパパとご対面。

現場を取り押さえられ言い逃れできないPran君は敵前逃亡。

「アイツはここで何してたんだ!(プンスカ)」

と不機嫌モードを発現させたPatパパを前にきょどるPat(とその妹)。

言い逃れできない現行犯逮捕に物語は「さぁいよいよ緊迫の度合いを深めていくのか」と思いきや「喧嘩に巻き込まれ、厄介な状況に追い込まれたけど、Pranの友人が助けてくれた」

と事実をしょーじきに告白。

これにたいしてさすがのパパも「敵の手を借りて窮地を脱するとか、見下げ果てた息子」

とは言い出さず、その場は丸く収まった。

それどころか。

息子を救ってくれた敵の息子に(妻に言われて)感謝の言葉を口にする。

こんなとーちゃん見たことねーぞ!

とPatさんは自分たちの秘密の関係に一条の光を見出した。

 

 

 

物語も後半に入り、毎回「さあいよいよ、ラスト直前の鬱展開に突入か!」と期待を煽る終わり方をする割になかなか本格的な鬱展開になっていかない。

10話のラストも、さぁいよいよ重たくなってきましたよ!とワクワクしたのに^^;

予告を見る限り「すべてを忘れて駆け落ち編」になるようで^^;

あまり悲壮感のない駆け落ちでホクホクしそうな印象を受けました。

 

着地の前に大きく気持ちを揺すぶらないと、着地の感動も薄くなる気がするので、そろそろドカンと大きな障害が立ちはだかって欲しい気がしないでもないです。

それと、余談なんですが。

Patパパの謝罪から、明るい前途を感じされる、ほがらかなシーンまで、もうひたすらに

鳥の声がうるせぇ!

最初、雰囲気を作るために音を追加したのかと思ったんですが、それにしてはあまりに頻繁に鳴きすぎる(間がだいなし)ので、現場のどっかで鳴いていたけど、完全には処理できなかったんだと思うので仕方ないけど、まぁ耳障りではありました。

 

さてPran君。
またもドキュメントファイルを忘れてしまい(Google Documentにすればいいんじゃ?)

Patを叩き起こしてUSBメモリで入れて持ってきて、とお願いをする(メールで送ってもらえばいいのでは?)

 

きっちりした性格の割に忘れ物が多いなぁと思ったら、これには深い理由があった^^

"Pransocool(めちゃかっけーPran)"というキラキラパスワードを使っていたPran君。

真剣交際を始めてからは、キラキラ度2割増(当社比)の"Praninlove(恋をしてますPran)"へと変更していたのでした。

なるほどそうか!

策略家のPran君は自分の気持ちを口に出す代わりに、パスワードに託して伝えようとしていたの……かもしれません^^

パスワードを教えるシーンを想像するだけで背中が痒くなる甘ったるさ。

制作者側で「さすがに糖分高すぎでしょ」と規制が入ったのか、劇中では登場しないのですが、いや見せてくれよ。甘ったるいもん飲みたかったよ!と思ったのは僕だけではないでしょう。

「わーったよ。で?新しいパスワードは?」

「ちょっとまってよ」

「早く。持ってかねーぞ」

「行くよ。pran」

「変わってねーじゃん」

「i,n,l,o,v,e」

「i,n,l,o,v,eっと。Praninlove。って」と苦笑い。

「誰にか。聞きたい?」

とかなんとか多分言ってるわけですよ。我々が見てない空白の時間に。

OhmさんとNanonさんのやりとりの面白さで魅せるドラマなので、このシーンもきっと面白いエピソードになったと思う。

見てみたかったなと思いました。

 

 

 

公開告白で、校内を完全制圧したPatとPran。

どうやら両親が敵対する理由が、自分たちが聞かされていたものとは違う事を突き止めて(よせばいいのに)調査という名のデート三昧を開始する。

パパのお部屋でバックハグという難度の高いミッションはクリアしたのに、ショッピングモールでグロッサリーのお買い物という緩ミッションで、Patパパに見つかってしまい、それが原因でついに、両親の不和の原因が白日の元にさらされた。

 

ここ、Patパパかなり本気でPran突き飛ばしてましたね。熱演。

 

さて「ビジネスの問題だけじゃないだろうなぁ」と思っていた両親の不和の理由ですが……。

実はPatパパとPranママは高校時代つきあっていて、それをPatパパの親友だったPranパパが横取りした的な展開はしょーじき興ざめだと思っていたので、中盤「2人が仲良かったんですよ」という事実が明かされた時にはちょっとハラハラ。

真相は

「Pranママがもらえるはずだった奨学金をPatパパが小細工をしてもらった。結果Pranママは大学には行けなくなった。にもかかわらずPatパパは(さして学位が必要でもない)親の仕事を継いだ」

というもので。

そりゃPranママが怒って当然。

人生を左右した問題なので二十年以上前の事でも今になっても許せない。

隣家の話題が出るだけで自動的に般若のお面を装着するのも当然の内容でありました。

これでPranママが隣家を憎んでる理由は腑に落ちるのですが、Patパパが隣家を憎んでる理由はしょーじき解せない。

罪悪感がまるでなかったわけでもないようで、Pranママが同じ仕事を始めた時も黙認したし、従業員もそれとなく譲ってあげたりしていた……。

らしいのですが。

「それでチャラにできるとでも?」

というPranママのお言葉に僕も激しく同意します。

自分のした事への罪悪感から「隣家の人と関わるな、敵だから」

と言っているなら納得感もあるのですが、ここまでの描写でPatパパが、後ろめたく感じてる描写は感じられないんですよね。

現状、圧倒的に悪役になってしまったPatパパ。

今後、彼の側にも同情の余地があることが明かされるのかは、待て次号だ!

 

まぁ、しかし。

次回は「すべてを捨てて駆け落ち、という名のリゾートデート編」っぽいので、どうなるんでしょうね。

rukacchii.hatenablog.com

 

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