タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

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タイドラマ『BAD BUDDY the series』 第八話「脇が甘いぞ!バカップル!」

ちゅーの嵐で晴れて交際となった模様のこの2人。

話は(まぁおなじみではありますが)別のフェーズへと移ってきました。

というわけでBAD BUDDY 第八話の感想を

rukacchii.hatenablog.com

他愛もないじゃれあいを合間合間に挟んで薄めてはいるものの、全体的には7話に比べて不協和音が目につく展開。

交際を開始した事で自分たちの関係がさらに「誰にも言えない」レベルにあがってしまった事への煩悶(はんもん)と

親友の異変に疑惑を深めていくWai、Kornらの様子を

建築学部の学生がレクリエーションの一環でやるには本格的すぎるBL舞台の準備にからめて描いてくのが、この8話。

 

今回はこのじゃれあいをメインに突っ込んでいこう!

開始早々、朝飯を作ったよ。食べさせてあげる、はい、あーん!

的な甘々な展開を、嫌味の応酬で薄めて描いていって、最後の最後でコンロの火消し忘れてました、という笑えないオチでしめくくる。

Pranよ。まず火を止めなさい!Patにお仕置きをするのはそれからだ!

と思ったり。

 

朝飯の次は間髪入れず夕飯のお誘い。

演技指導という大義名分があるにしても、白昼堂々敵対する学部の人間を夕飯に誘うのはガード甘いなぁと思いまして、このガードの甘さが最後の大ぽかにつながっていく。

なにごとも油断は禁物。気を抜いた時が一番危険、という事でしょうか。

 

木琴でしれっと(なぜか)ハッピーバースデー奏でるOhmさんの技量にかるく驚く。

くわえて、このシーンで好きなのは「仕事しろって言ったんだ!」と演出家に怒鳴られてワタワタとするPran君、つまりNanonさんの腕さばき(フェチ感満載)。

表情の多彩さ、繊細さが光るNanonさんですが、同様に腕の動きとか指の使い方とかも印象に残る。

無言の時ほど演技が残ると感じるのは、言葉に頼らない感情表現が多彩かつ絵的に面白いからかもしれません。

 

お次のじゃれあいは、またも木琴。

代役としてPatの相手役を務めることになったPranを後ろから羽交い締めして、耳元であまい言葉をささやく展開。

腕力では叶わないPatさんにあらがいつつも、ついつい笑みがこぼれるPranちゃんというシーンを引き寄り2つのカットという省エネ編集で見せていく。

演出家は公演後に、この2人でファンミをやろうと言っていますが、個人的には思ったほどにはデレデレしたシーンにならなかったな、という印象っすね。

ただ演じてる2人が楽しそうなのは感じられます。

 

お父ちゃんにラグビー部の練習にもいかず敵の息子が関わる舞台に参加してる事がばれたPat

「お前には失望した」的なことを言われて落ち込む彼を励ますための窓越しのお電話。

からの8話もっとも萌えるエアハグ、エアバックハグシーン。

邪魔者がいたりオチがついたりと、甘さ薄めのじゃれあいが続いた後のこのシーン。

生真面目君の印象があるPranさんが、エレベーターやらエスカレーター(最後に手をふるところが超絶カワイイ)やらのゼスチュアゲームでPatを励まそうとする序盤から、

「毎日、どんどん可愛くなってんな」by Pat

というらしくもない褒め殺し(でも全面同意だ)からのバックハグ、バックエアハグ。

「アアアッア!」

って「自分にも」ってせがむところまで含めてバカバカしくも可愛らしい。

ダーティマインドのるかっちは、その後ちっさく丸められてPatさんが投げたのは、最初Tシャツだとは思えませんでした^^;

このシーンもとにかく中の人が楽しんでやっていることが透けて見えて、それもシーンの萌え度に大きくポイントを加算してる。

 

ちなみにこのシーンの締めくくりと共に流れるのは、こちらの曲です。

どん!

Kachaさんという俳優兼シンガーの方で(若干シンガー寄りでしょうか)僕が沼入りした6、7年前には既に活動されている中々に芸歴の長いシンガーであります。

俳優としてはU-princeというオムニバス作品のプリンスの一人、T-rexとして出演しておられます。


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恋に舞い上がってるPatさんが、やたらと自分たちの関係をほのめかす写真をポストする事が原因でいさかいに。

最後のじゃれあい(そして喜劇的終幕)はその仲直りということで稽古中の舞台袖で発生します。

このシーン若干作りがトリッキーで、

場所が舞台袖であることはシーン開始直後からわかってますが、スタッフの動きや声なんかはシーンに存在しないので、稽古終了後か休憩中か、近くに人がいなくなってからのシーンなんだと錯覚するんですよね。

だから実際2人が結構ストレートに自分たちの関係について口走っても、さほど不用心だとはその瞬間には思わない。

幕が落ちて、まだ劇場内に人がいっぱいいる事が明かされて初めて「こいつら、脇が甘すぎるだろ」という印象になる。

 

そして、この結末がどういう方向にお話を持っていくことになるのかは、

待て次号だ!

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