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タイドラマ『BAD BUDDY the series』 EP11。想い出に選んだのは静かな暮らし

駆け落ちなのかと思っていたらまさかの新婚旅行編^^

しかも帰国後直後に(本意じゃないけど)離婚して、先行きにサッドエンドの気配すら見えてきたよーな

BAD BUDDY 第11話の感想を 

rukacchii.hatenablog.com

両親達の不和の原因を「解決は不可能」と見たPranさんは「もういやだぁ」と泣き崩れ(ごめん。スーパー可愛かった)

ぼくらしかいない世界に行こうと2人は深夜バスの人になる。

 

 

 

たどり着いたのは、二人が実質的に「お付き合い」をはじめた海辺のリゾート。

こんな状況でもPranさんは愛用のバックは肩からはずさない。

さすがはオンラインショップで

「彼のお気にいりで、どこに行くにもこのバッグ」

と書かれてるだけありますね。

このバッグ。前から「可愛いなぁ」って思ってたんですがオンラインショップで販売中

こうやって見るとちょっと雰囲気違いますね。

 

少し淋しげな音楽で、祝福されない寂しい2人をセットアップしておきながら、

かっこつけて投げたペットボトルを壮大に、しかも2回も、的(ごみ箱)から外す演出で「今回もノリはいつもと変わりません」とさりげなくアピール。

 

以降、お話は

ずっとここで暮らすわけにはいかないし、残してきたママンのことが気になるしと悶々とするPran君を、自分たちの関係はこの「新婚旅行」しかないと分かっているから、めいっぱい思い出に残るものにしようと笑顔でPranを振り回すPat

という流れで続いていきます。

リゾート感満載の新婚旅行(いや、これ婚前旅行だろう?)ではなく、田舎の日常生活をプチ体験するようなエピソードが続くので、お話のトーンが「ウェーイ!」って跳ねないのがいい。

 

2人で暮らして、自分たちが食べるだけの分を獲り、自分たちで料理して、仕事の報酬としてジョッキをもらい、海辺で気ままに多くない友人と語らいながらダラダラと飲む。

場所がリゾートというだけで描かれているのは、心地よい同棲生活のエピソード。

 

この2人のエピソードと合わせ鏡のようになっているのが、リゾートのオーナーTongさんの(おそらく)甥?のJunior君。

日頃はバンコクで母と一緒に暮らしている彼は、このリゾートの空気感が気にいっちゃって「ここに残って漁師になる」と言い出した。

PatがJuniorを説得するかたわら、Pranと母親は世間話。

「この場所にあの子の未来はないし、本人がしたいと言ったからって、母親としては許すわけにはいかない。私もあの子と同じ頃は海賊になりたかったけど、母が止めてくれたから今がある」

的な、お母さんの主張はエピソードのトーンでもあって、このエピソード全体がどっか親目線な印象を受けましたね。

若者の決断に信頼を置ききってないというか。

なんなら当事者2人ですら自分たちの決断を信じてなくて、どうやって元の道に戻ろうかを頭の片隅で考えている様子も感じられました。

 

Juniorとのお別れシーンは印象的。

PatとPranの真ん中にJuniorがいる絵面は2人に子供がいるようにも感じられて、とても暖かい気持ちになりました(見終わると寂しい気分にもなりますね)。

ここに至るまでの同棲生活のエピソードもひっくるめ、2人が関係を続けていければ、ありえただろう未来の姿。

「高級リゾートでメチャクチャはしゃいだ数日間」ではなく、自分たちが作りたかった「静かな暮らし」を想い出として選んだ2人には共感と好印象しかない。

 

 

 

ま。もちろん甘い生活もしたようで^^;

明け方のベッドで「俺、良かった?」とつぶやくPranの一言には思わず「うぃぃ〜」。

なにが、どう良かったのかは一切描かず。

なんならPranさんは全編で一度たりとも服すら脱がず。

どんなことを、どこまでやったかは各位視聴者の妄想にお任せするという態度を貫いて「俺、良かった」の一言だけで

「あ、大丈夫です。僕は見たいものを見せてもらいました。満足です」

って感じさせられるのは、演技力なのか、演出力なのか。

その前にある海辺のシーンが猛烈に艶っぽいので(ただ語りあって、キスをするだけ)その後に続くあれこれを、各位が脳内で詳細に、でも好みのアレコレで妄想できてしまうから。

ということなんかもしれません。

なんにも見せてもらってないけど、でもナイスイチャコラを見せてもらいました!

 

ちなみに直後の「何点だった?」というシーン。

僕はThe Last of US Part 2というビデオゲームでこれと同じネタを見ています。

「映画っぽい」ことで有名な通称ラスアスでは、主人公のエリー(女性)がずっと気になっていたディーナ(こちらも女性)とキスしちゃって、その後この台詞が出てきます。

おそらく元ネタは複数あるとは思いますが、同性同士という事もあり「もしかして監督もやっていたり?」と変な期待をしてしまったり^^。

 

そして現実に戻る前に「歌わない」と言い続けていたPranさんが歌うのがこちらの曲です。

どん!


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どっかで聞いた事あるな、カバーかな?と思ったらOPの曲でした。

 

せいぜい数日間という、まさに新婚旅行を終え2人がそれぞれの家に帰って終了。

これにて2人の関係は終了という事になるようなんですが……。

そんなオール・オア・ナッシングみたいな決断をしなくても、親には内緒で関係続けて、時を待てばいいんじゃないの?

と思うんですけど、親子の関係がものすごく強い印象のあるタイでは「親の反対」は僕が想像するより大きな障害なのかもしれません。

 

なに被害者ぶってんねん!

 

というPatパパはともかくとして、Pranママは確かに2人の関係を認めないかもしれないので、無事ハッピーエンディングに持ち込めるのか。

それとも全編に渡って明るい展開の続いた末のサッドエンドか。

どうたたむ気なのか、気になるところで待て次号だ!

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