サバイなブログ

タイ、韓国のドラマを中心にアジアのドラマや映画を紹介しています。ややBL多め

バッド・ジーニアス 危険な天才たちをタイドラマファンとして語ってみました

アジア各国で大ヒットしたスリラー映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」

一年遅れで日本公開を果たしたこの作品をついに見てまいりました

 

 

噂にたがわぬ面白さ!

小さなものから、大きなものまで、次々くりだされるカンニングシーンの緊迫感が半端ない

タイドラマファンならご存知(ですよね?)Jamy君とNunkul君の生き生きとした演技も存分に楽しめます

 

 

 

そんな傑作タイ映画「 バッド・ジーニアス 危険な天才たち」についてタイドラマファンの視点から語ってみます。

 

たぶん長いよ目次だよ。

 

あらすじ(をサクッと)

頭脳明晰な女子高生・リンは友人のグレースを助けるためにテストの答えを教えてやった。

グレースからその事を聞いた彼女の恋人パットはリンにある申し出をする。

「試験の最中にテストの答えを教えて欲しい。代わりに報酬を払う」

彼女はピアノの弾き方に発想を得て、ばれないカンニングの手法を構築。

ビジネスはうまくいき、彼女は見たことのない報酬を得ることになる。

 

グレースの頼みでアメリカの大学に入学するための統一試験、STICのカンニングを依頼されたリン。

時差を利用したカンニングの手法を構築するが、成功させるには彼女一人では手に余る。

巨額の金と自由を掴むため、彼女は天才的な頭脳を有する学生・バンクを仲間に引き入れる。

 

と。こんな感じの内容です。

 

バッド・ジーニアス 危険な天才たちの感想を

さて個人的な見どころを。

世間的にはこの映画、スリラー要素への評価がとても高い作品です。

もちろん息の詰まるような緊迫感で演出されたカンニングシーンの駆け引きは、この映画の見どころの一つでありますが、あえてそこをはずした見どころを幾つか語ってみたいと思います。

 

以下、多少のネタばれが入ります。

必ず映画を見てからお読みください。

 

 

 

よかですね?

行きますよ?

 

ひとつめはリンとバンク。その淡い恋と結末の残酷さについて

学校を代表する天才、リンとバンクがはじめて(劇中で)出会うのはあるクイズ大会の舞台裏でした。

 

リンは学生証の写真を撮る際にも、グレースから「メガネをはずせ」「髪を直せ」と言われるくらい自分の外見に無頓着。

そんな彼女が緊張で落ち着かないバンクに声をかけ、せっかくテレビに映るんだからと髪をなおしてあげたりします。

それにおどおどするバンクと、微笑むリン。

 

この二人に淡い恋心を感じたのはボクだけではないはずです。

 

彼女はバンクに関して「父を除いたら、彼ほど誠実な人はいない」と評しているし、まさに序盤のバンクは生真面目そのもの

 

リンは自分と比肩する能力の高さにくわえて、父に似た彼の実直な部分に惹かれていたのではないでしょうか?

 

やがて彼女はバンクをカンニングビジネスのメンバーに誘います。

そして、それが彼という人を根底から変えてしまった

 

物語の最後にリンが対峙していたバンクには、髪を直してあげた頃に持っていた素朴さも、夢も、能力を活かす正しい道も無くしてしまっている。

彼は自分の能力を使えば、いかにちょろく稼げるかを知ってしまった。

それはリンが好意を寄せた人物ではきっとないし、彼をそういう人物に変えてしまったのはリン。

リンにとっても、バンクにとても残酷な結末だなと思いました。

 

では元凶となったバカップル、パット&グレースはどうかというと。

こちらもなにかを得られたかというとそうじゃない。

 

彼らはリンという友人を失ったし、リンの言った事が本当ならアメリカの大学に入学する事はきっとできない。

 

4人はカンニングには成功したけど、欲しかった物は結局何も手に入らない。

 

「あ〜面白かった」で終わらせない結末の苦さが鑑賞後も長く心に残ります。

 

 

 

ふたつめ。ジェイミー君の演技力の高さについて再確認

この映画だけを見ると、リンとバンクがバカップル2人よりも頭ふたつ抜けて、強く印象に残ります。

 

しかしタイドラマをコンスタントに見ているボクとしてはここはパットを。

パット役のジェイミー君を高く高く評価したいと思います^^

 

思慮が浅い行動で登場人物の一人の人生を壊滅的に破壊しておきながら、どこか憎みきれないチャラいボンボンという役を。

 

「これ素ですよね?」

 

という感じで自然体で演じたジェイミー君。

実はこの後に出演した「SOS」というドラマでは、うつ病に悩む高校生を怪演しております。

youtu.be

ウェブで閲覧できるので(ただし英語字幕のみ)既に全話視聴済なんですが。

 

ジェイミー君にはこのドラマの印象が強かったので。

この人本当に役にのめりすぎてメンタル壊してないか心配になる程の入りこみっぷりだったので。

正直、今回のチャラ男がナチュラルにチャラ男なのにびっくりしました

^^;

 

そして現在は(おそらく)彼の主演最新映画「Homestay」が公開中。

youtu.be

これリンの父ちゃんが出てる?

 

本当、作品によって空気までガラッと変えてしまうのがすごい

体重の増減とかじゃなく(それもしているようですが)まとう空気が全然違う。

 彼の役者としての振り幅の大きさを再確認できたのが個人的には良かったです。

 

登場人物&キャスト

タイドラマ界隈だと英語表記が(なぜか)一般的なので、人物の名前を日本語で表記するのが少し不思議^^;

 

リン

父子家庭に育った天才少女。

ルーシー・リューに似た東洋的な顔立ちは(個人的には)美人とかカワイイという括りには入ってこない。

ただ、その凛とした雰囲気には独特のかっこよさがあるのは確かです。

ただ「勉強ができる」というタイプではなく、問題解決能力が抜群に高いという実務に秀でた本当の意味での天才

この一件のせいで、彼女の(そしてバンクの)才能が活躍できる場が狭まってしまったのが残念です。

 

中の人はこちら

Chutimon Chuengcharoensukying (@aokbab) • Instagram photos and videos

モデル出身で本作はほぼほぼデビュー作という事なので、あまり情報がありません。

今後に期待。ということで。 

 

バンク

母子家庭で育った天才少年。

不正を見過ごす事のできない生真面目な少年として登場した彼。

中盤に大きな見せ場がありまして、この映画で一番感情に訴えるシーンだったように思います。 

次々襲いかかる不運の末に、彼が大きく変貌を遂げてしまう展開がこの映画の見どころの一つ。

あの結末があるからハラハラ・ドキドキのカンニングスリラーで終わらない、苦い後味を残す作品になったのでは。

と感じます。

 

中の人はNonkul君。

Chanon Santinatornkul (@nonkul) • Instagram photos and videos

この映画と同じGDHが制作をしたスポーツオムニバスドラマ「Project S」の4本目、Shoot! I love youにも出演しています。

バッドジーニアスでは全編通してニコリともしない彼。

Shoot! I love youでは人懐っこそうな笑顔を見せてくれます。

確か佐賀ロケがあり、浴衣姿も披露してます^^

 

パット

頭の軽い金持ちのチャラッチャラした高校生。

とはいえ金持ちという事を鼻にかけるわけでもないし、庶民のバンクやリンに対しても対等に接しているあたり、性格が悪いというわけではない。

ただただ思慮が浅いだけの世間知らずのボンボン、という所でしょうか。

 

中の人に関しては既に上で大フィーチャーしたので割愛します。

中の人のインスタはこちら。

James Teeradon Supapunpinyo (@jamyjamess) • Instagram photos and videos

 

グレース

リンの友人でパットの彼女。

女優を目指す華のある顔立ちの美少女。

おそらくパット同様、お金持ちのお嬢様なんでしょう。

ほがらかで世話好きな性格の良い子なんですが、やはり思慮が浅い。

加えて「自分の力で問題を解決する」「そのために努力を続ける」という部分が決定的にかけている

パットとは似た者同士のカップルではあります。

 

中の人はこちらの方。

OOM💛 (@oomeisaya) • Instagram photos and videos

自分の名前にハートを入れるタイプの人^^

正直、日本語はもちろん英語でも情報はほとんどありません^^;

今後に期待。ということで。 

 

主要人物は以上の4人。

 

これ以外にもLove by chanceのGood役の子(Canの友人のナマケモノみたいな)がカンニング仲間の一人として登場しています。

残念ながらセリフはありません^^;

 

 

 

以上。

バッド・ジーニアス 危険な天才たちをご紹介しました。

 

あまり公開劇場が多くはありませんが、今年日本で公開された映画としては満足度の高い作品だと思います。

ぜひ足を運んでみてください^^

maxam.jp

 

それでは。待て次号! 

この映画のGDHが制作したドラマProjectSシリーズをこちらで解説しています。 

rukacchii.hatenablog.com

 

GDHの前身GTH制作のこれまた傑作映画

rukacchii.hatenablog.com