Kawiは内気？な大学生。
友達もなく、経済的にも恵まれない、冴えない彼の大学生活に差し込む一筋の光。それは淡い恋心を抱くPearmaiの存在。
学期末を控えた彼はSecret Buddyと呼ばれる行事でPearmaiを推す事になる。
さて、このSecret Buddyというイベントですが
「特別な機会やお祝いの際に人気のある伝統であり、学校や職場、友人や家族の間で行われます。参加者はランダムに名前を引き、その「secret buddy」に対して贈り物を交換したり、親切な行為を行ったりしますが、相手の正体を特定の時間まで明かしません。これは驚きを生み出し、連帯感を育む楽しい交流の一環です」
と、ChatGPTさんは言っております。
劇中での扱いもこんな感じだったので、大きく外していないものとして話を進めます。
一週間Pearmaiへの推し事に励んだKawiさんは、仕上げの一手として「推してたのは誰か」発表する場でプレゼントを渡そうとショップを探す。
経済的に裕福ではないKawiさんのおメガネに叶うブツはなかなか見つからなかったが、とあるセール品のワゴンの中に、綿毛の入った水晶玉がくっついたオルゴールを見つけてゲット。
学校へ急ぐ。
だがしかし。
突如予告なく上京してきた父の電話に心を揺らされているうちに学生と衝突。オルゴールは壊れてしまう。
そして時を経ること10年後。
アラサーになったKawiは身寄りもなく、友達もなく、もちろん愛する人もなく、再会をした友人には「ひたすら退屈なだけの男」と言われる冴えない人生を送っていた。
そんなKawiのすでにして低空飛行の人生に追い打ちをかける報告が。
Preamaiが結婚をする。お相手の男はPisaeng。
顔がいいという事だけが取り柄の男（Kawi談）で、あの日（オルゴールが壊れたせいで）Kawiが間に合わなかった発表の場で「我こそがPreamaiへ推し事をしていた張本人である」と名乗り出た。
それがきっかけでPisaengとPreamaiは交際を始め、ついには結婚。
なぜなんだ。
自分はそのせいで恋に破れて、以降あがることなくこの体たらくなのに。
あの時、プレゼントが壊れなければ。
あの時、プレゼントが渡せていれば。
後悔にさいなまれるアラサーKawiは、後生大事に持ち続けていたトラウマの品を修理して、今度こそ彼女に結婚の贈り物として渡そうと試みる（それ……。嫌がらせでは＾＾；）
それを修理する事で、自分のダメダメな人生も修理できるかのような願いを託して……。
と、謎のおっさんが現れ、修理してくれたオルゴール。
その力のせいでKawiさんは再び大学時代にタイムリープする事になるのでした。
Kawiさんを演じるのはKristさん。
BLドラマの主役を務めるのはOurSkyyのSotus編以来。
初回は友達いない内気キャラが、夢だと思って弾けちゃう様をコメディ色強めのノリノリ演技（若干Nanon味を感じたのは僕だけでしょうか）で笑いを誘います。
片思い中の内気キャラという設定にだまされそうになりますが＾＾；
結婚祝いを、10年前に買った（しかも壊れた）安物のオルゴールでごまかそうとしたり、人の財布から金を抜き取り豪飲したり、無茶な要求のために（いい大人が）人の服を没収したり……。
君の人生がうまくいってないのはそういうところが原因で、オルゴールのせいじゃないんじゃない……かな？
と突っ込みたくなる問題の多いキャラ。
この困ったちゃんを、Kristさんは大きめな演技で愛らしくも子供っぽく表現。
僕が彼の作品を最後に見たのは「Who are you」ですが、年齢相当、もしくは若干年より大人な役柄が多い印象だったので、無駄な動きが多くて落ち着きのない今回のKristさんは新鮮でした。
かたや（おそらく）この先パートナーになっていくPisaengを演じるのはGawinさん。
Not Me、Dark Blue kissと、内面にドロリとした物を抱えて静かに葛藤するような役で強い印象を残してきた人なので、非の打ち所のないハンサム、という今回の役はこれまた新鮮。
ここまでのところ口数が少ない事もありまして、キメキメのウィンクとかしてもチャラくならない。
韓流恋愛ドラマのスターみたいな立ち振舞も（Kawiにぶち壊されるけど）決まっています。
この2人にKawiの片恋の人、Preamaiを交えた三角関係が当面お話の中心になっていくんでしょうけれど、なぜタイ厶リープ物という設定なのか、それがどうお話に絡んでくるのか、気になるところで……。
待て次号！
