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押しかけ彼氏(心は乙女?)を撃退するため、イケメンを彼氏にしようと奮闘するも、当のイケメンは超がつくほど人付き合いの悪いヤツ。
追いすがっているウチにイケメンのスマホを壊したTIneは、修理するまでのモノジチとして自分のスマホを代わりに渡した。
のが、運の尽き。
イケメンはあっさりとパスワードを解析し、彼の携帯で彼のアカウントで好き放題に書き込みをはじめる。
ちなみにTineのパスワードは「ヌンソンサンシーハーホック」
良い子は絶対に真似してはいけません^^;
パスワードがバレて、変なかきこみされるだけでは面白みが足りないな。
と制作陣は感じたのか。
フェイスブックを介したSarawatとTineのこのやりとりは、シーンの設定に工夫があります。
Tineはプレゼンの準備中。
プロジェクターとの接続が悪いケーブルをいじってる最中に、このやりとりは行われるのでTineとSarawatのやりとりは授業に集まる先生学生に全て筒抜け。
クラスメイトはくすくすと笑ってるのに、チャットに夢中のTineは気づかない。
やりとりにヒートアップするうちにSarawatから送られてきたちょっとエッチな画像がスクリーンにデカデカと映し出されてしまう。
それでも彼は、というか彼だけが気づかない。
主人公が困った事態に陥っている事を、ボクら視聴者は知っているけど主人公はまだ知らない。
という状況に、ボクラはSっ気入ったおかしみを感じてしまうのです。
「いつからなんだよ!」
「お前のダメダメなパスワードのあたりからかな。教えてやりたかったけど、見てるのがオモロすぎて」
「換えのケーブル持ってきた!」
という遊びのセリフまで。
まるでコントのようなオープニングで幕を開けた
オープニングソングをどうぞ! どん!
GMMの新作BL「2gether」の2話目の感想を
第一話の感想は↓↓↓
携帯を直しにやってきた店で「チョー!チョー!」おじさんが怪しい修理を試みて、結局、型の古い携帯を買い直す羽目になったTine。
当のSarawatに渡してみたら「新しいのを買ったから、もういらん」と相変わらずの塩対応。
そっけなく携帯を返却し、立ち去ろうとするSarawatをTineは呼び止め
「待ってくれよ。話があるんだ」
「俺にはねえよ」
「なぁ、10秒もかからないからさ。頼むよ」
「よし5秒やる。4、3」と再びのカウントダウン。
2秒と言い終わらないうちに、背を向けるSarawatの腕をつかんだTine。
そしてここでようやくの
「俺の彼氏になってくれ!」
この一言を繰り出すために、こんなに無駄な苦労と笑いを積み重ねた主役は数多あるタイBLの中でも彼くらいなものでしょう^^
みんなもっとホイホイ「そこのティッシュ取って」くらいなノリで言ってるのに……。
偽造彼氏が必要な理由を告げて「盾になってほしい」と中々に失礼な発言を繰りだしたTine。
「人の生活に土足で踏み込む無神経なやつが俺にもいる」
と、言われてもそれが自分を指してのことだと全く気づかずキョロキョロする天然っぷりがなんとも可愛い。
結局、彼に「うん」と言わせる事はできず、連絡先もゲットできなかったTine。
彼と同じクラブに所属すれば、もっと彼とお近づきになれて「俺の彼氏になってくれるかも」と考える。
このあたりで既に「ストーカー撃退」という目的が「Sarawatに彼氏になってもらう」にすり替わっている事に、天然っぽいTineは気がついていないフシがあります^^
Sarawatが軽音楽部に入部することを聞きつけたTine。
仲間を引き連れ入部しようと試みるがここでまさかの邪魔者が!
水泳部の美少女が彼ら健全な10代男子に入部を誘う。
あっけなく美女になびく友人達を一度は止めるTineだが、水着姿の美少女達の出現になにより彼の理性が吹っ飛んだ。
満面の笑みで水泳部入部を決意したTine達。
さーこっからどうやって軽音楽部入部に持っていくんだろう?
と思っていたら、すかさずここでGreenちゃんが登場して、Tineだけを水泳部入部から引き剥がすという展開。
横道に逸れていきそうな主役を「Sarawatを彼氏にする」という本筋に引き戻すと同時に。
そもそもSarawatをなんで彼氏にしたいのか?
その理由をもう一度Tineに(そして見てる人達に)思い出させる事につながっている。
シナリオが!うまい!
こうして本来の目的に戻ったTineは軽音楽部へ。
タイドラマお約束の新歓イベントでのポッキーゲーム!
BLなんだから、そろそろ軽くスキンシップさせとくのがファンフレンドリーってもんでしょう?
という魂胆が丸見えのシーン。
ではありますが^^
大変ありがたくいただきました。
やがてくる素敵なシーンに大きく期待できるようになりました。
一応軽音楽部に入部を決めたからにはと、先輩から受けとったギターで練習をするも、そんなにすぐに上達するわけもない。
ちなみにこの先輩部員。
京都アニメーションの作品に出そうな童顔カワイイ女子なんで、女子好き自認するTine君なら「先輩に相談して偽装カノジョになってもらっても問題は解決するんじゃね?」と思っても不思議ではないのに^^;
そんな素振りも見せません。
ポッキーゲームのキスが効いたのか。
彼の頭は「俺の彼氏にSarawat君をお迎えする」ことのみにしめられています。
Sarawat目当てで殺到した入部希望者が多すぎて、本入部のために選抜が行われることと相成った!
一度決めたら、周りが見えなくなるタイプなのかギターの練習に明け暮れるTine。
そんな一生懸命さがSarawatの琴線に触れ、彼は自分のギターをTineに貸して手とり足取りギターを教えてやるが、偽装彼氏の件は断固拒否。
それでもしつこく食い下がるTineは「入部できたら偽装彼氏になってやる」という言葉を引き出した。
友達から借りたギターアプリで、自宅でも練習をするTine.
徹夜の特訓の甲斐があったのかなかったのか、なんとか入部を勝ち取ったTine。
Sarawatファンから(おそらく)代理で渡されたスナックを持って「約束を守って」と言いにくる。
たった一本だけ混じっていたTine宛のジュースを奪い、Sarawatはロゴをカメラにドヤってしながらごくごく飲むと何事かマジックで書きなぐる。
そこには「売約済だ(もう彼氏がいる)」と書かれていた。
と、ここまで。
天然っぽさとやると決めたら一生懸命、心根の良さを感じさせるごくごくふつーの好青年Tineと、塩対応のSarawat。
今回も2人のやりとりの面白さでちゃんと50分間を見せきったドラマのお手本のような回でした。
主役2人にきっちり話がフォーカスしてるので、わかりやすいし、2人への共感が沸きやすい。
偽装彼氏も成立して、いよいよタイBLとしてはスタートラインにたった感じで。
待て次号!