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ようやくスポーツ物らしいノリになってきた第三話。
息子がうつ病だと言うことを、とまどいながらも認めたBOOの父は、
見習いの心療内科医BellにBooのカウンセリングを任せる事にする。
症状の軽減には、スポーツが有効だと説くBELLは、Booにスケートボードをやらせてあげて欲しいと頼むのだが、不良のやるものという先入観を持つ父は気乗りしない。
結果、父親はスケートボード以外のスポーツをさせてみようと考える。
向かった先は、Sawadee Court。
父親はBooにバトミントンをやらせてみようと思い立ったのだった、と。
いや〜。
個人的には、こういう作品感のリンクって大好きなんですよね。
ご丁寧にSide by Sideのテーマ曲まで流してくれちゃう、ノリの良さ。
子どもたちにレッスンをしているGymとか出てくるのかな?と少し期待したのですが、さすがにそこまでのサービスをなかったですね。
思えば、Side by SideはSOSに比べて、とても牧歌的というか、あったかい優しい話だったなぁ、とわずか一月前なのに、曲調も相まって、懐かしい気分に。
専任のコーチまでつけられて、バトミントンをさせられる事になったBoo。
コーチを金で買収し、中抜けして、スケートボードを始める事になる。
まぁ色々あって、スケートボードのイベントに強制参加させられるBoo。
怖気づいて、滑り出せないBooに近づき、Simonが「ただ前にかたむきゃいんだよ」と強引に押し出してからの展開が、とても良かったですね。
どっかコミカルな味わいもあるエンディングの曲に乗せて、
ピエロのようにおどけるSimonと、笑いながらも、彼のスケーティングを称えるオーディエンスの中、不格好ながらも必死に滑りきろうとするBoo。
ここまでずっと重たい展開で、よどみまくっていた空気が、ここで一気に流れていった感じがあります。
ようやく好転の兆しが見えてきた、的な。
ドラマの中で、Booが初めて何かをやり遂げた瞬間だったので、
もっと情感たっぷりに盛ってしまうという(日本のドラマにありがちな)演出もあったと思うんですけど、
少し笑える要素や、Booの感じている浮遊感を体感できるカメラワーク、スローモーションなんかを使って、疾走感を出している。
ここまでの停滞感と対比が効いているので、
スカッとしつつも、「やっと前に進んだねぇ」というホッとする気分になるシーンでした。
SPIKE が、友情(若干ブロマンス気味)
Side by Sideが、母親との関わりが、物語のテーマになっていましたが、
SOSのテーマは、「父(もしくは父性)」ですね。
お父さん、決してBooの事を愛してないわけではないのですが、愛し方が微妙にずれてるというか、要求水準が高すぎるというか。
どんだけ頑張っても、父親を満足させられない、という意識をBooに植え付けてしまっています。
悪いことに、母親は早くに他界。愛してくれた祖母もいなくなり、父は、Booにとっては唯一の肉親で、彼に見放されたら天涯孤独。みたいな気持ちになってしまっている。
父親にがっちりしがみついてる様なBooと、愛情表現がナチュナルにずれてる父親が、
どんな過程を辿って、最後にどんな関係に変化していくのか、楽しみではありますよっと。
そんなBooパパの劇中とは打って変わった面白い写真
ภาพหลุดจากมือถือบู#รูปที่เซฟไว้ดูตอนเครียด#SOSskateซึมซ่าส์#projectStheseries pic.twitter.com/prnyaR8zW2
— GDH (@gdh559) 2017年10月3日
プロジェクトSシリーズの制作スタッフが関わっているタイ映画「すれちがいのダイアリーズ」もあわせて、ご紹介します。
水上学校に赴任した新米教師と前任教師の日記を介したラブストーリーです。