仕込みの時間

2年目を迎えたフリーランスの映像クリエイター。フリーランスとしての悲喜こもごも、旅ブログ、そして少々のタイポップ、タイドラマなど。

Side by Side EP08。コンプリート!

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見ました。
個人的に、物足りなさを感じた7話とはうってかわって、最終回にふさわしい非の打ち所がない内容でした 。
後半はもー涙腺がゆるみっぱなしで^^;

SPIKEの最終回もそうでしたが、このシリーズは試合の盛り上げ方がとても上手い。

勝って、もう一度Dongとダブルスを組みたいGym
勝って、アスリートとして飛躍したいDong

負けられない物を背負っての兄弟対決は一進一退。
ギリギリまで激しい駆け引きが続くわけですが、こちらの気持ちもDongに傾いたり、Gymに勝たせてあげたくなったり、ゲームの進行に合わせて、グラングラン揺さぶられました。

これはエピソードの出し方がうまかった。

前回も書いたように、僕は圧倒的にDongに勝って欲しかったのですが、
いつものように暴発しそうになる寸前でGymがこらえた場面では「ワンセットくらい取らせてやれば」と思えたし、


勢いづいたGymが、調子に乗って客席に手をふってる件では、
ちょっとイラッとしたし、

追い詰められたDongが、Gymの気持ちを乱そうと意図的にシャトルを無作法に投げ返した時には「そこにつけ込むのは、アスリートとしても、家族としてもないでしょ?」
と、ちょっとがっかりしたしと、まーいーように、制作者の思惑にはまってしまいました。

コート上のGymとDongだけじゃなく、脇の人物も含め、かなり細かく目配りが効いていて、どの人物にもキチンとそれぞれの見せ場が作られていました。

Mummy TumがDongをハグしてする告白 < ここで一回目の涙腺決壊
すれ違い様、不調の息子の腕を握りしめるMummy Taeng
ドリンクを渡せないまま、Dongが通り過ぎるのを見送るNoi.
情に流されそうになってるDongに、自分の役目を思い出させるBestmitonのコーチとかも、きっちり掬いあげておりました。

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Noiがドリンクを渡そうするシーンは、明らかに広告なわけですが(専門的にはプロダクト・プレイスメントと言います)きれいに物語の中に消化しているので、まったく嫌味に感じられないんですよね。

中盤は、映像面での工夫で魅せてくれました。
子供時代のエピソードで登場する自宅前の特製?コートで打ち合う二人。
視覚的に飽きさせないという点は勿論の事、この工夫が素晴らしいのは、
いざ勝敗がついた後の「GymとDongはもう一度ダブルスを組むのか」という答えに繋げたところだと思う。

正直Gymが勝っても負けても、作劇上のお約束として、二人は再びコンビを組む事になるのを視聴者は判っているわけで、それをどう見せるか、という部分が演出の腕の見せ所だったと思うのです。

コート上でDongがコンビを組む事を了承して、ひしっと抱き合うというのも悪くはないとは思うのですが、それだと自分の問題を克服したGymを、Dongが(アスリートとしても)認めて抱きしめる、という直前のクライマックスの印象を薄めてしまう。
絵的にも似てしまいますし。

Gymの問いかけの答えを、Dong、Gym、Tum、Taengが家族になったその日のエピソードで引き継ぐ事で、物語のはじまりと終わりが綺麗に繋がるし、彼らの今後も伝える事ができる。
キレイな締め方だなと思いました。

敗者となったGymが、顔を背けながらも互いを称えるために握手を求めに行くシーンから先は、Gym役Tor君の大熱演と曲の相乗効果で、何度見てもウルッと来ます。

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そう。いつか書こう書こうと思って、書く機会を逃してましたが^^;
この話は曲がすごくいいと思うんですよね。
ハーモニカ?アコーディオン?そんな感じの郷愁を感じさせる音が、これまた涙腺軟化剤でも入ってるんじゃないか?と思う程効果絶大でした。


というわけで、全8話終了してしまいました。
これで彼らを見れないのは、ちょっと残念な気はしますけど、これ以上ないってくらい綺麗に着地させているので、連ドラとしての続編は難しいかもしれませんね。
単発シリーズとして、年一位で彼らのその後を見てみたい気がします。

 

Project Sは次回からはスケートボードをテーマにした「SOS」に切り替わってます。
予告を見る限り期待できそうです。