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るかっち(@rukacchi1)です。
なにごとにつけ、スムーズに行かないDong君は不憫だね。
でも、そのせいでようやくTaeng(実の母)ともじっくり話せて、この親子の確執は、これでほぼ決着をみたようです。
「Gymと俺が同じ時間、別のコートで試合があったら、母さんはどっちに行くの」
「Gymを応援しに行くわ」
いやぁ。
この後「私の息子は自分の事は自分で対処できるって分かってるからよ」的なフォローが入ったけど、このお母さんは思春期の息子に対して少し配慮が足りない気がする。
Gymの事は幼稚園児かという位、過保護に世話を焼くのに、
実の息子には放置プレイというか「獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす」的対応。
自立した男になってほしい、という母の願いなのかもしれませんけど、
Gymを甘やかしている分の、3分の1でもDongに振り分けたらどうなのかな。
いつも寂しそうな目でチラ見してるDong君が切ない(そこがカワイイという人もいるだろうけど^^)
まぁDong君は根っこが、おっとり優しい人柄なので
お手製の弁当と、好物のベーコンで籠絡されてましたけど。
弁当食べつつ、鼻すすりつつ、さめざめと泣くシーンは、ベタだけどいいシーンでした。
でもって、エンデイングの曲に合わせて、
GymとNoiの二人が描かれる。
二人の背中のツーショット。しかもじんわりと遠ざかっていくカメラワークが、
恋の予感を演出してるように見えるのは、僕だけでしょうかね。
このカットで「兄弟のような二人です」とはあまり思えないのですが。
ちなみにエンディングの曲もMVがYoutubeに上がっているのだった。
どん!
オリンピック中継のテーマ曲になりそうなテンション高めの曲なので「仕事たりー」とか思ってる時に聞くとやる気スイッチが入ります。おすすめ。
そして歌ってる人が、なんか熱い^^
Dong、母と和解するというエピソードだった一方で
Gym、1話で2回も失恋をする、みたいな話でもありました^^;
メインの失恋は当然Dong君に対して。
週末には帰ってくると言っていたのに帰ってこないDongに会いに行って渋い顔をされ「また一緒にチームを組んでくれる?」と聞いたら「あきらめて」と言われ。
同シリーズの前作Spikeでも主人公は信じてた誰かに裏切られて……みたいな展開になってましたし。
このシリーズの裏テーマに「約束を守る(破る)」みたいなのがあるのかな。
あ。Gymの中の人はますます上手いです。
演じている中で自然と出てくる仕草やアドリブもこれ、
多数入ってると思うのですが、全然作為を感じないというか自然。
そして時にはコミカルに(上の動画の二人のやりとりは、おかしくもカワイイ)時には情感たっぷりに表現してくれます。
Dongに振られるシーンの「恋い焦がれた人にやっと会えました」的な恍惚の表情から「なんで振られるのか良くわかりません」的な呆然とした感じを、抑えた演技で表現してまして、さすがにGymも「この関係はいよいよ終わり」という事を理解しているのが、ちゃんと伝わってくる。
日頃のGymなら激しく食ってかかってきたでしょうからね。
というわけでまさかの一年経過。
一年の空白で彼らがどうなったのか。気になるところです。
前回のエントリーはこちら。
プロジェクトSシリーズの制作スタッフが関わっているタイ映画「すれちがいのダイアリーズ」もあわせて、ご紹介します。
水上学校に赴任した新米教師と前任教師の日記を介したラブストーリーです。